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発酵・醸造食品

“自作味噌”のカビ予防法! 耳より4選

カテゴリー:味噌
投稿日:2017.06.14

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 自作の味噌作りに挑戦しようと思っても、「カビが生えるのでは?」という心配から挑戦を諦める方が少なくありません。梅雨時、確かに自作味噌にカビが生えた! という声を聞くこともあります。そこで今回は、自作味噌のさまざまなカビ予防法をご紹介します。ごく簡単にできるものばかり。自作味噌を仕込んでカビが心配な方は、ぜひ試してみてください。
 
 カビは空気が大好物
 味噌にカビが生える最も大きな原因は、味噌が空気に触れることです。味噌によく生える青カビは「好気性」で、空気があると繁殖するので、空気を遮断してカビを生えにくくすることがポイントになります。空気を遮断した後でもおいしくいただける方法もあわせてご紹介します。
 
 方法その1〜わさびをのせる〜
 わさびの辛味成分は「アリルイソチオシアネート」という物質であり、この物質には、抗菌作用があると言われています。この抗菌作用を利用します。
 
【やり方】
1./チューブのわさび、練りわさびを小皿やアルミ箔などに盛る。量は適当でOK。
2./味噌の表面に空気が入らないようにぴっちりラップをし、その上に1をのせる。
 
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わさびをのせるだけでOK
 
 方法その2〜出汁昆布で密閉〜
 地方によっては、味噌作りの時期に味噌密閉用の昆布が売られるというぐらい、一部ではメジャーな方法です。空気を遮断するものに出汁昆布を使い、用済みになったらフタの役割りをしていた昆布も、昆布の味が移った味噌もおいしいという、うれしいおまけつきです。
 
【やり方】
1./出汁昆布を味噌が見えないように一面に敷く。
2./1の上からラップを昆布に密着させてぴっちりかけ、その上に重石代わりに皿などをのせる。
 
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味噌が出ないように丁寧に
 
 写真は昆布を敷いたばかりで味噌に密着していませんが、昆布がふやけたら味噌にぴったりくっつけて密封します。用済みになったら、昆布は細く刻んでアツアツのご飯にのせると、これまた抜群!
 
 方法その3〜酒粕で密閉〜
 これも用済みになった酒粕も味噌もおいしいという、おまけつきの方法です,。【酒粕味噌で本格漬物に挑戦!】でご紹介したように、味噌漬けになった酒粕は酒粕味噌として漬物床に利用できます。また、グリルで焼くだけでもおいしいおつまみになります。味噌も酒粕の旨味でぐっとおいしくなります。
 
【やり方】

1./板粕を綿棒で伸ばして味噌の容器の大きさより大きめにする。
2./味噌の上に空気が入らないように1をぴっちり敷き、その上にラップを密着させてかけ、重石がわりに皿などをのせる。
 
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容器の端まで酒粕でフタをする
 
 方法その4〜ビニール袋で作る〜

 この方法は最初から味噌を容器ではなくビニール袋(衣類圧縮袋)で作ります。ビニール袋の中で発酵するので、空気に触れることなく熟成が進みます。詳しくは【“衣類圧縮袋”で味噌を作ろう!】を参照してください。
 
【やり方】
1./衣類圧縮袋またはビニール袋で味噌を仕込む。
2./発酵が進んで二酸化炭素が発生し袋が膨らむので、時々口を開けてガスを抜く。ただし、その際には口を小さく開けてガスを押し出すだけにして、外気を取り込まないように注意する。ここが肝心なところです。
 
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袋で仕込んで密閉したまま熟成
 
 
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ガスが出たらガス抜き
 
 どの方法も簡単で効果的です。カビを心配することなく、ぜひ自作味噌を作ってみてください。「手前味噌」と言いますが、自作の味噌は皆に自慢したくなるぐらい本当においしいです。
 なお、こうした方法を使っても環境や味噌の塩加減、水加減などにより、どうしてもカビが生えてしまうことがあります。カビが生えたらその部分は取り除いて捨ててください。
 
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発酵・醸造食品

混ぜるだけ!! 伝統的な発酵調味料「醤(ひしお)」で冷奴!!


投稿日:2017.04.2 カテゴリー:醤油2

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 発酵食品に関心のある皆さんは、「醤(ひしお)」の存在をご存知でしょうか。
 『丸ごと小泉武夫 食マガジン』では、以前、醤がベースの醤油をご紹介したことがありましたが、まだ、一般的にはあまり知られていない存在だと思います。
 この「醤」の歴史は、紀元前8世紀の中国にさかのぼる古代発酵調味料。日本では縄文時代後期から弥生時代の遺物として発掘されていたようで、奈良時代より一般的に伝わったといわれています。太古の昔から存在し、日本人の食生活に欠かせない醤油や味噌の原形でもあるのです。
 
 「醤」の原料は?
 「醤」は、蒸した大豆と炒った大麦を混ぜ合わせ、そこに種麹を蒔き、菌を繁殖させた大豆麹と麦麹「醤麹(ひしおこうじ)」を原料に、醤油、水、昆布などの出汁を混ぜ、発酵・熟成させてつくられます。ただ、この醤麹自体は、なかなか手に入りづらいもの。
 手作りするには、ネット通販や自然食品店で手に入る豆麹と麦麹を合わせたものを使用するのがオススめ。
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豆麹と麦麹
 
 混ぜるだけ?「醤」を手づくり!

 上記の材料を混ぜ合わせ、密閉容器で常温保存させます。発酵・熟成には、暖かい季節の室温20℃前後であれば最短で5日~1週間ほど、冬季は2週間ほどで食べられるでしょう。冬季の場合、発酵を促進させるために日当りのいい窓辺に置いたり、毛布などにくるんで保管するなど工夫してみてください。発酵が進むと醤油の焦げ茶色から赤褐色へなり、麹が柔らかくトロリとしてきたら頃合いです。
 
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焦げ茶色から赤褐色へ変化する
 
 熟成期間で肝心なのは、毎日1~2回混ぜて空気を送り込むこと。酸素不足になるとアルコール発酵してしまうので欠かさず混ぜることが大切です。混ぜ方は、下から上へと底に沈んだ粒を表面へと送り込むイメージ。木べらやスプーンでもいいのですが、せっかくなので素手で混ぜて、手についた常在菌の力も借りましょう!
 熟成すればするほど、ドロッとしたまろやかな状態になっていき、旨味やコクも増し、ますます味わい深くなっていきます。ぬか床と同じで、少しずつ継ぎ足していけば一生ものの調味料なのです。
「醤」は、醤油の代用品として、煮物や炒め物などの隠し味に、ご飯やパンの上にのせて食べたりしても美味しいです。編集部では冷奴に付けて食べてみましたが、これまた絶品!ラー油や七味などをちょっぴり足した、ピリ辛醤もおすすめです!
 
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\冷奴にもバッチリ合う!
 
●醤のレシピ
【材料】
・麦麹と豆麹(同量を合わせる):500g~600g
・醤油:600cc
・水:300cc
・だし昆布:1枚(鰹だしや乾燥椎茸でも可)
 
【作り方】
1./清潔な密閉容器やガラス瓶などに、同量の麦麹と豆麹を入れる。
2./1に醤油、水を加える。
3./だし昆布を小さくちぎりながら入れる。
4./素手で粒を潰しながらよく混ぜる(粒は潰さずそのままでもOK)。
5./毎日1~2回混ぜて空気を送り込む。夏季は5〜7日ほど、冬季は2週間ほどで完成。
6./必ず常温保存。1週間以降は2~3日に一度でもOK。

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出来上がり!
 
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発酵・醸造食品

ブーム拡大中 意外と知らない甘酒のヒミツ

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ヘルシーな飲み物としても注目されている甘酒

 甘酒の消費が近年大きく伸びている。「お正月やひな祭りなどハレの日に飲む飲料」というイメージが強かった商品を、季節を問わずに通年で消費する動きが広がっている。健康志向の高まりや美容への関心が深まる中、ヘルシーな飲料としても注目されており、多様な業界を巻き込んで新製品が次々と登場している。読売新聞調査研究本部の中村宏之主任研究員が、当節の甘酒事情を探った。
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右肩上がりの売り上げ続く

 最近、スーパーに足を運ぶと、数多くの甘酒が売られているのを目にするはずだ。価格帯も100円台から1000円を超えるものまで種類も豊富だ。複数を飲み比べてみると、さまざまな味わいがある。ただ、甘酒は子供の頃に少し飲んだ記憶がある程度で、大人になってから飲む機会はほとんどなかった――という人も多いかもしれない。しかし、今ある各種の商品を飲んでみると、「甘酒は老若男女を問わない、おいしいソフトドリンクである」と再認識するだろう。
 市場調査会社インテージ(本社・東京)のデータによると、甘酒の市場規模は年々拡大している。スーパーのレジを通過した甘酒販売額は、2010年に約32億7000万円だったのが、16年には約130億2900万円と急激に増えた。わずか6年間で、約4倍も売り上げが伸びたことになる。
 この調査がカバーしない流通分や、通信販売、全国各地の酒造会社や土産物店などが独自に販売している商品もあるため、実質的な市場規模はこれより大きいと見られている。
 甘酒はその製法で二つに分けられる。一つは米麹こうじの働きで米のでんぷんをブドウ糖に糖化した甘酒であり、アルコール分は含まれない。もう一つは、酒粕かすを水で溶き、さらに砂糖を加えてつくる甘酒で、1%以下の微量ながら酒粕に由来するアルコールが含まれる場合がある。
 甘酒人気が高まっている背景には、11年頃に巻き起こった「塩麹ブーム」がある。江戸時代からある塩麹を塩代わりの調味料に使った調理法や商品が人気を集めた頃から、消費者が発酵食品全般に注目する流れができ、甘酒消費も伸びるようになった。

「温故知新」森永の挑戦


 甘酒市場で大きな存在感を示しているのが、森永製菓だ。
 手軽に飲める甘酒の全国ブランドとして知られる森永製菓は、1969年にびん、74年に缶入りの甘酒を発売し、半世紀近い歴史がある。森永の主力商品は、酒粕と米麹の双方を使った缶入りの甘酒だ。
 その森永の定番商品が、ここ数年、冬場だけでなく夏場にも売れる勢いを見せている。
 2011年夏のことだ。東日本大震災の発生直後で、全国的に省エネが求められた際に、森永は市場にある提案を行った。それが「冷やし甘酒」だった。「冷やし甘酒」は、2000年から地域限定で売り始めていた商品だが、12年に全国の市場で販売を開始する。すると、猛暑下でも冷たく飲みやすい口当たりで、水分、塩分、糖分補給の助けになって夏バテを防止する――と人気を集めた。これがきっかけで、夏場の消費が伸びるようになったという。
 甘酒は「寒い時期に飲まれる」というイメージが強いものの、伝統的には夏場の飲み物として親しまれており、俳句では夏の季語であることはあまり知られていないだろう。明治の俳人・正岡子規は、「甘酒も飴湯あめゆも同じ樹陰かな」(1901年)と詠み、夏の木陰で甘酒を楽しむ情景を表現している。こうした意味で、森永が甘酒を夏の商戦に投入して成功を収めたのは、まさに「温故知新」と言える。
 ナショナルブランドの地位を確立している森永で、「市場調査や販売促進活動など、ロングセラーにするための努力を続けています」と話すのは、同社で甘酒のマーケティングを担当する田仲結子さんだ。同社は主に西日本向けにショウガ入りの製品を販売しているほか、季節によって味の微調整も欠かさない。原料供給が変動しても、安定した味や品質を出せるように常に数十種類のレシピを用意しているという。ブランド力に依存することなく、地道な活動を通じて市場の維持・拡大を図っている。

麹のプロ…酒造会社、みそ会社の甘酒

 清酒・八海山で広く知られる新潟県南魚沼市の酒造会社・八海醸造も、甘酒の製造・販売を積極的に展開している。「八海山の醸造元だから、酒粕から甘酒を作っているのだろう」と想像しがちだが、商品はその名も「麹だけでつくったあまさけ」――米麹を使った甘酒だ。118グラム入り(税別希望小売価格190円)と825グラム入り(同800円)の2種類を東日本中心にスーパーなどで販売している。
 酒造会社は酒造りに麹を使うことから、扱いに慣れている。同社が10年ほど前に甘酒を製品化して販売したところ、瞬く間に売れ行きを伸ばし、気に入った顧客が繰り返し買うほどの人気商品になった。その動きを南雲なぐも二郎社長は見逃さなかった。
 「これほど消費者のニーズが強いなら、量産が可能かもしれない」と気づいた南雲社長は、甘酒専用の設備投資を決断した。2013年、新潟の本社敷地内に甘酒製造の工場を建設して本格的に生産を始めたところ、予想どおり引き合いが強く、15年秋には追加の設備投資で生産能力を拡大した。
 現在も八海醸造は新たな生産設備を建設中で、今年7月に生産を始める予定だ。甘酒の売り上げは16年8月期に6億7900万円を記録し、同社は17年度にこの2倍以上の売り上げを目指すという。
 南雲社長は「一過性のブームに終わらせることなく、長期的に売れる商品に育て、清酒販売に並ぶ収益源にしていきたい」と意欲を示している。
 みそメーカーも甘酒の主力プレーヤーだ。

 みそ最大手のマルコメが販売する「米糀こうじからつくった甘酒」は、みそ製造で培った発酵技術を使い、無加糖ながら自然の甘さをしっかり感じられるのが特長だ。アルコール分もゼロなので、妊婦や子供が安心して飲める。
 14年から売り出したところ需要が急激に伸び、商品の種類もさまざまに増やしてきた。パッケージの工夫もポイントの一つだ。ふたを開けて電子レンジで温められる紙製パックは、少量の飲みきりサイズで便利だ。今年の3月には、ゼリー商品や高知県馬路うまじ村のゆずをブレンドした製品の発売も予定するなど、消費者ニーズに合わせた商品展開を図る。
 マルコメは16年度、甘酒関連の売り上げが約11億円となる見通しだ。みその売り上げが年間約400億円に達する同社にとって、全体に占める割合はまだまだ小さいが、今後の成長分野として甘酒にかける期待は大きい。同社国内マーケティング課の其田譲治さんは「牛乳を飲めない幼児がこれなら飲んでくれて助かる――という声が、若いお母さんから数多く寄せられている。今後も消費者ニーズをとらえていきたい」と語る。

「甘味×名酒」という夢のコラボ

 甘酒の世界では、「夢のコラボ」ともいえる強力な組み合わせが生まれている。
 和菓子の老舗である東京・日本橋の榮太樓(えいたろう)總本鋪(そうほんぽ)と今や世界的な人気を誇る日本酒・獺祭(だっさい)の蔵元である山口県岩国市の旭酒造が力を合わせてつくったのが、「和菓子屋のあま酒 榮太樓×獺祭」だ。「おいしい甘酒を作りたい」と最高の原料を探していた榮太樓總本鋪と、「日本酒の製造過程で生まれる香り高い酒粕を有効活用できないか」と模索していた旭酒造の考えが一致し、双方の伝統技術を合わせて開発した。

 「和菓子屋のあま酒 榮太樓×獺祭」は、1年以上の時間をかけて十数パターンの試作品をつくる中で、最も味わいの深い配合を見つけて完成させた。時間をかけて酒粕を攪拌かくはんし、さらに高圧力で乳化させることで均一化した。商品はなめらかな口当たりで、すっきりと飲みやすい味に仕上がっている。
 この甘酒は、酒粕の良さを最大限に生かすため、無香料・無着色で製造し、砂糖以外に他の材料を一切使っていないのが特長だ。甘酒の中では「高級カテゴリー」に入る商品で、スーパーなどでは1本あたり1200円(税別)で売られている。昨年11月の発売から4か月間で30万本以上を売り上げるほどの人気を誇っている。
 榮太樓の細田将己・副社長は「国産の酒米、山田錦を磨き抜いてつくる『獺祭』から生み出される酒粕は、華やかな香りと、雑味の少ないうま味が特長です。和菓子製造で蓄積した当社の技術を活用した甘酒を、年間を通じて楽しんでいただきたい」と語る。
 八海醸造や旭酒造ばかりではない。酒造会社では、大手の大関や月桂冠も甘酒販売に乗り出している。甘酒の商品開発はさまざまなプレーヤーが入り交じり、市場は大競争時代に入っている。

機能性に期待、大学発の製品も

 では、人気が高まる甘酒には、どのような効能があるのだろうか?
 発酵学が専門の北本勝ひこ・日本薬科大学特任教授は、甘酒の機能性について、「酒粕甘酒には、α-EG(アルファEG)など保湿成分や腸内で脂肪を包み込むレジスタントプロテインといった成分が含まれていることがわかってきました。米麹甘酒にはアミノ酸、ビタミン、オリゴ糖、麹セラミドなどの健康や美容に良い成分が含まれています」と解説する。
 こうした専門家の研究やコメントをもとに、「甘酒はヘルシーで美容にも良い」という見方が広がり、人気を押し上げているのは間違いない。これまでは「子供か60代以上の飲み物」と見られがちだった甘酒だが、最近は20代から40代の女性を中心に支持が拡大している。日本の伝統飲料が新しいコンセプトで現代によみがえっていると言えるだろう。
 北本特任教授自身も、埼玉県上尾市にある地元の造り酒屋と共同で甘酒を商品化し、「甘こうじ」の名で販売している。さらに北本特任教授は、東大OBの酒造関係者でつくる「東大蔵元会」とも協力し、<東大ブランドの甘酒>の商品化も検討している。いまや大学も甘酒をつくって販売する時代になっているのだ。
 大手企業や各地の酒造会社、そして大学まで、各種各様の試みで甘酒の研究・開発が行われ、新たな製品が次々と市場に投入されている。甘酒の潜在需要が大きく、これからも一段と伸びる市場であると期待されているからにほかならない。今後、どのような製品が出てくるのか。消費者の一人としては楽しみである。

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プロフィル
中村 宏之( なかむら・ひろゆき )
 読売新聞調査研究本部主任研究員。専門分野は、国際経済を中心とする内外の経済・ビジネス報道や金融市場、エネルギー問題。ロンドン特派員、米ハーバード大学国際問題研究所研究員、経済部デスクを経て現職。国際情勢と密接に関係する日本と世界の経済の動きを追い続けている。

2017年02月20日 13時00分

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発酵・醸造食品

発酵食がカラダにとって必要だという5つの東洋医学的理由 その5

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2017年3月14日 力島田 Off 恬憺虚無, 東洋医学的日々雑感

− 東洋医学的日々雑感7:「発酵食」を東洋医学的に考えてみた その5−
 
発酵食がカラダに必要な理由、前回は「酵素について」考えてみました。
今回はシリーズ最後ということで、「食を全体で見る視点の重要性」について考えてみます。
 
「結局、何を食べればいいの?」って思いませんか?

5.何を食べればいいのか?




なぜ発酵の良さについて書き初めたかと言いますと、
「これを食べれば健康になる」とか、「これは食べちゃダメ」とか、そんなことを際限もなく言っていても、結局は健康になれないってことを知ってもらいたかったからです。
 
「じゃあどうすればいいのか?」というと、その人に合った食事をすることです。
発酵がカラダに必要だよシリーズの最終回は、そんなことについて考えてみます。
 
5−1 低糖質だけでイイわけないでしょ!



我々のセミナーでは、健康になるために3つのステップを用意しています。
これ、「気流メソッド」って呼んでいます。
 
食事はまず低糖質から入ってもらいます。
なぜかというと、とりあえず結果が出やすいから。
糖質を控えると、余分な水が出ていってむくみがなくなるし、脂肪もそこそこ燃えるので体重が減って、スッキリします。
すると健康に対する意欲や、食事に対する興味が高まります。
まずはそれがねらいなんです。
 
この段階を「とりのぞく」と表現しています。
放っておくと、カラダには余分なものがいろいろと溜まってきます。
それをとりのぞくのが第1ステップ。
でもそこで終わりではありません。
だって、ロカボだけやって筋トレするだけで健康になるわけないでしょ!

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次のステップは「ととのえる」
ここでは発酵を使います。
質のいい、ホンモノの発酵食はカラダを内側から調えてくれます。
詳しいことはいままで書いてきたとおりですね。
 
そして最後のステップが「めぐらせる」
東洋医学では、カラダにとって必要な気・血・水は巡っていなければいけないと考えます。
余計なものを「とりのぞき」、カラダが「ととのった」ら、最後は「めぐらせる」ことでいい状態が続くようになります。
そんなふうに健康になるためのステップを用意しているわけです。
 
 
5−2 食をパーソナルにみる視点の大切さ



ところで、暑がりな人と寒がりな人が同じものを食べて健康になると思いますか?
そう、ムリですよね。
 
結局、食の基本というのはパーソナルであるべきということです。
もちろん最低限の共通するラインというのはあります。
余計な添加物をなるべく避けたり、食べ過ぎないように注意したり、ホンモノの発酵食を食べる機会を増やしたりといったことです。
 
でも誰もが同じものを同じ量だけ食べて健康になるなんてことはあり得ません
だから自分でいまのカラダの状態を知って、食べるべきものとそうでないもの、自分に合った量などを判断できるようにすることが、健康に生きていくために必要になるわけです。

気流メソッド

私たちはその基準を東洋医学に求めました。
いわゆる薬膳的な考え方です。
実はこれ、そんなに難しいことではないんです。
自分のカラダが熱の方向にあるか冷えの方向にあるか、カラダに必要なものが不足しがちなのか余りがちなのか、そんな視点でみてあげるとだんだん分かってきます。
 
なぜそんなことまで勉強するかというと、自分のカラダだからです。
そして、カラダは変化するからです。
変化に応じて食事の内容や量を変えなければ意味がないからです。
つまり、カラダは食べたものでできているからなんです。
さあ、食を見つめなおして健康になりましょう!
 
まとめ
本日のまとめです。
 
・低糖質は「とりのぞく」ためのファーストステップ

・発酵食はカラダを「ととのえる」
・ほんとうの健康はパーソナルな食事から

 
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発酵・醸造食品

発酵食がカラダにとって必要だという5つの東洋医学的理由 その4

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2017年3月7日 力島田 Off 恬憺虚無, 東洋医学的日々雑感

− 東洋医学的日々雑感7:「発酵食」を東洋医学的に考えてみた その4−
 
発酵食がカラダに必要な理由、前回は「微生物と人間の関係について」考えてみました。
今回は酵素ついて考えてみます。
酵素栄養学って知っていますか?
 
4.酵素栄養学って?


 
酵素がカラダにいいと言われるようになって久しい気がしますが、
どうカラダにいいのか知っていますか?
今回は、カラダの酵素をムダ遣いしないためにどうするか? という話です。
 
4−1 体内酵素と体外酵素

酵素には2通りあります。
ひとつは体内酵素で、もうひとつは体外酵素
 
最初に断っておきますが、ここで紹介する考えは、
エドワード・ハウエル(Edward Howell)の「酵素栄養学(Enzyme Nutrition,1985)」
(エドワード・ハウエルの著書としては「医者も知らない酵素の力」が分かりやすいです)
にもとづいています。
 
彼が臨床結果をもとに提唱した考え方で、
実験によって実証されたものではないので、仮説と言っていいかもしれません。
世の中で「酵素ってカラダにいいですよ」というほとんどの発言では、
知ってか知らずか、この酵素栄養学の考え方を使っているように思います。

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話をもとに戻します。
酵素には体外酵素と体内酵素があります。
体外酵素は食物酵素ともよばれます。
これは生の食材に含まれていて、食物自身を消化するための酵素です。
 
一方、体内酵素は潜在酵素ともよばれます。
これは人間が生まれつき持っている酵素で、消化酵素と代謝酵素の2つを合わせたものです。
消化酵素は、食べたものを消化・吸収するために必要なものです。
代謝酵素は、消化以外の生命活動に必要なものです。
 
ちょっと複雑になってきたので、整理してみましょう。

・体外酵素=食物酵素
・体内酵素=潜在酵素=消化酵素+代謝酵素

という関係になっています。
このうち潜在酵素は補給できないということになっています。
ですから、「なるべく食物酵素を多く含む食べ物を食べて、潜在酵素を節約しましょう」ということになります。
 
ただし、酵素は加熱で失活(効果を発揮できなくなる)するので、
なるべく生で食べるのが良いということになるわけ。
 
ここでやっと発酵の登場!
どうして煮たり焼いたりするかというと、食べやすくするため。
じつは発酵というのは、煮るのと同じような調理法なんです。
発酵させるということで、生で、栄養素や酵素を失わず、美味しく、消化にいい食べ物にできるということ
結びつきましたか?
 
 
4−2 東洋医学と酵素栄養学


東洋医学には“”という考え方があります。
これは簡単にいうと、気血水などのカラダをつくる物質のもとになるもの。
この精には大きく分けて2種類あります。
ひとつは先天の精、もうひとつは後天の精です。
 
先天の精は、生まれつきカラダに備わっていて、ドンドン減っていくんです。
だから「なるべく浪費しないようにしましょう」というのがいわゆる養生法。

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後天の精は、食べ物と空気から得られるもの。
だから、健康で長生きするには「なるべく質のいい食べ物を取って、いい空気を吸いましょう」ということになります。
 
なんだか似ていますよね!
そう思って表にしてみました。

 
酵素栄養学--------- 東洋医学
潜在酵素----------- 先天の精
食物酵素----------- 後天の精
 




ここでやっと東洋医学と酵素栄養学が結びつくでしょう?
そうなんです。似たようなことを言っているんですよ。
 
つまり、酵素を豊富に含んだ食べ物を食べると、
人間が生まれつき持っている精=潜在酵素を節約して長持ちさせる(健康で長生きする)ことができる、ということ。
そして、酵素を豊富に含んで美味しい食べ物は、発酵食ということになりますね。
今回は、酵素栄養学と東洋医学の関係について考えてみました。
 
 
まとめ
本日のまとめです。

・酵素を活かすには生で食べるのがベスト!
・生の食材を活かすには発酵させて食べるのがベスト!


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