FC2ブログ

話題を醸(かも)す !!

報道各社のニュース記事や巷(ちまた)の話題などを 「みそやの大将」が醸します。✪
MENU
経済

技術流出に強い危機感、ルネサス官民買収 家電教訓、悪循環に歯止め

ルネサスをめぐる出資交渉



 官民ファンドの産業革新機構が日本の大手メーカーと共同で、半導体大手ルネサスエレクトロニクスを買収する案が浮上した背景には、日本の製造業全体の競争力低下への危機感がある。家電業界は売り上げ規模で韓国勢に抜かれ、自動車も激しく追い上げられる。ルネサスが米投資ファンドに買収されれば、自動車や家電の基幹部品となる半導体の技術流出や調達不安につながり、危機はさらに深刻化することが予想される。官民を挙げた異例の支援で、日本の製造業を死守する覚悟を示した格好だ。

 経営不振のルネサスは「会社を残す方法を選んだ」(赤尾泰社長)結果、今後3年間で国内10工場を売却または閉鎖することを決めている。すでに米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が約1千億円で買収する方向で交渉中だ。

 ただ、投資ファンドであるKKRは、リストラなどで収益性を高めたうえで、ルネサス株を転売するのが目的。関係者らによると「買収する体力のある国内企業は見当たらない」ため、ルネサスが自動車メーカーなどと二人三脚で培ってきた中核技術が、外資に流れる懸念がある。

 半導体だけでなく、自動車や家電を支えてきた素材分野でも、最近では技術流出が顕在化。今年4月には特殊な鋼板技術を元社員から不正に取得したとして、新日本製鉄が韓国ポスコを相手取り損害賠償を求める訴訟を起こした。

 とくに電機業界は、業績不振に伴うリストラで退職した社員が、韓国など外資メーカーに転職して液晶などの技術が流出。技術流出で競争力が低下した結果、「さらなるリストラを迫られるジレンマ」(大手電機幹部)に陥った。

 官民によるルネサスの支援はこうした技術流出のリスクに、一定の歯止めをかける狙いがありそうだ。

 ルネサスは自動車や家電の制御に使われる半導体「マイコン」で世界首位。顧客である自動車メーカーなどの「特注」のため代替えが難しく、東日本大震災でルネサスの工場が被災した際には、多くの自動車工場がストップした。

 ただ、ルネサスは大口取引先の要求に応え生産品目を増やしたため、高コスト体質に陥った。米投資ファンドからの支援を嫌い取引先を含む官民による買収を選んだ結果、こうした課題にメスを入れられないのであれば本末転倒だ。

 第一生命経済研究所の嶌峰義清首席エコノミストは「外資の投資ファンドだからこそ株主として無駄を排除し、企業価値を高められる場合もある」と指摘する。官民の支援でいかに経営体質を強化できるのか。日本の半導体産業で“最後の砦”となったルネサスの経営再建は、日本の製造業のあり方をも占う。(大柳聡庸)
2012.9.22 22:18

詳細は↓をCLICKmark
産経新聞


 かつては日本の重要な基幹産業であった半導体技術分野も韓国、台湾、中国などに市場競争力を奪われ危機的な状況に陥っているようだ。
ルネサスをめぐるこの問題も国外への技術流出を官民を挙げての防波堤になるか
関連記事
スポンサーサイト



Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://meitoumiso.blog.fc2.com/tb.php/143-b2b35921
該当の記事は見つかりませんでした。